Coach’s daily life vol. 15 (トルコ遠征 其の②)

こんにちは、コーチの岡村です。

 

前回に引き続き、トルコ遠征についてご紹介します。

 

今回は5日目から最終日までです!

 

 

前回のブログの通り、予選にはギリギリのところで入ることができませんでした。

 

本来の予定であれば上海に帰る予定でしたが、やはり試合をして帰りたいと思い、もう一週滞在してワイルドカード大会に出場することとなりました。

(Glowingのスタッフの皆さんはじめ、私のプライベートレッスンの受講を予定していた生徒さんなどなど、私のわがままを聞いて頂き本当にありがとうございました。)

 

 

予選のサインイン日が日曜日でワイルドカード大会は次週の金曜でしたので、その間の4日間はみっちりと練習をすることができました。

 

アンタルヤ入りしてから最初の2,3日間は本当にクレーコートのプレーに戸惑いました。

 

特にサービスポイントが全く取れないこと、そしてなぜかよく分かりませんが上手くジャンプできず確率も低くなってしまうことなど、サービスにはかなり苦しみました。

 

またハードコートでは基本的に左右に振られた際にセンター気味に高く深いボールを打てばとりあえずは相手の攻撃をしのげますが、クレーコートで同じことをするとドンドンアタックされ、その処理の方法にも悩まされました。

 

しかし振られても球足が遅い分、ショートクロスや少し溜めてからストレートに打つなどすると連続してアタックされないことが分かり、徐々に対処できるようになっていきました。

 

 

 

そして運命のワイルドカード大会の日。

 

優勝者は本戦のワイルドカード、準優勝者は予選のワイルドカードが与えられます。

 

参加者は32名で、予選にストレートインしている猛者たちも本戦のワイルドカード欲しさにたくさん参加していました。

 

そんな中、最低でも4勝しなければワイルドカードを得られないというなかなかタフな状況でした。

 

 

初日金曜日の試合結果は、、、

 

1回戦

vs. Y. Ikeda (JPN)

6-0, 6-0

 

初日はアンタルヤまで来てまさかの日本人対決でした。

 

この試合は自分のテニスというよりは相手のダブルフォルトやミスがかなり多く、相手次第といった内容でしたが、しっかりと1stサービスをを高い確率で入れられたことや甘いボールは逃さずアタックできたことは収穫でした。

 

土曜日は2回戦と準々決勝が行われ、、、

 

2回戦

vs. Andersson (SWE)

6-3, 7-6 (5)

 

準々決勝

vs. Taylor (SWE)

2-6, 2-6

 

最終的に準々決勝敗退でした。。。

 

まず2回戦の相手はスピンのかかったボールをしっかりとコーナーに打ち分けてくるタイプの選手でしたが、しっかりとそれに対して我慢しチャンスがあれば中に入ってアタックすることができました。

 

特に2ndセットはブレークできそうで出来ないゲームが多い中、集中力を切らさずにプレーできたのでとても自信になる試合となりました。

 

続く準々決勝は、予選にストレートインしている選手でストロークが深く良く跳ねるのでなかなかチャンスを見いだせず、ブレークポイントやゲームポイントまではいくのですが、もう一本が焦ってしまいミスや甘いボールになり、ゲームを奪うことができないまま試合が終わってしまいました。

 

もう少し我慢出来ていればチャンスがあったと思うだけに、本当に「悔しい」というのが率直な思いですが、改めて自分より実力が上の相手の選手に対して平常心とメンタルのテンションを保つことが私の課題だと実感しました。

 

 

今回の遠征の目的は、フューチャーズの予選に出場しそれを突破することだったので、結果的には達成することができませんでした。。。

 

悔しいと共に情けないと感じますが、収穫がたくさんあったのも事実です。

 

まずテニスに関しては、ストロークのミスを抑えてコントロールの精度を上げることが私の技術的な課題でしたが、クレーコートでレベルの高い選手とプレーすることにより、とても改善されたと実感しています。

 

以前ならば早い段階でミスをしていた場面で自分の思ったコースにコントロールできるようになったことは、とても大きな収穫です。

 

またテニスだけでなく、選手やコーチとの繋がりもたくさんできました。

 

ルームシェアをしていた法政大学の2人が先に日本に帰国してからは、ロシア人のPascha選手とのルームシェアでテニスだけでなくお互いの国について語り合う時間は本当に充実したものでした。

 

彼づてに他のロシア人選手と友達になったり、他の国の選手と練習することによりどんどん輪が広がっていきました。

 

彼らと話していると世界がいかに広く、自分が狭い価値観の中で過ごしていたか気づかされます。

 

こうした経験ができたのもテニスをしていたからこそですので、本当に素晴らしいスポーツだなと改めて感じました。

 

ルームメイトのPascha選手が最後に見送ってくれました。

 

チームハンブルグ(ドイツ)とトレーニングルームにて。

 

 

 

最後にGlowing のスタッフの皆さん、生徒の皆さんのご理解ご協力がなければこのような素晴らしい経験はできませんでした。

 

今回は結果を出すことができませんでしたが、この経験を糧に次回は良い結果が報告できるよう精進します。

 

次の試合は6月の国民体育大会鹿児島県予選ですので、応援よろしくお願い致します!!

 

ここまで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。

 

以上、岡村でした。

 

https://glowingta.com/staff/shuhei/

 

 

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