coach’s daily life vol. 14 (トルコ 其の①)

こんにちは!

 

前回に引き続き、今回もコーチの岡村が担当します。

 

前回は張家港への遠征でしたが、今回はトルコ遠征についてご紹介します。

 

$15,000のフューチャーズに出場するため、3/28~4/9の日程でトルコに遠征してきましが約10日間の遠征でしたので、2回にわたってご紹介していきたいと思います。

 

まずは最初の4日間について!

 

 

 

 

 

まず、前回のブログを読んでいただいた方はわかるかと思いますが、フューチャーズはプロの下部大会で1番下の部類に入ります。

 

プロの一番下の大会と聞くと簡単そうに聞こえますが、ジュニア時代各国のトップだった選手がゴロゴロ参加してきます。

 

さらに今年からルールが変更になり、今までは予選の本数は大会側の判断で決定してよいことになっていましたが (多い大会だと128本の試合もあったので比較的予選に出場することは簡単だった)、どの大会も32本に統一され予選に出場することすらとても難しくなってしまいました。

 

今大会エントリーしたところ、私は予選待ちの197番目という正直殆ど出場できる可能性は0という状況でしたが、いざ行ってみないとわからないこともあると思い、思い切ってトルコに行くことに決めました。

 

大会はトルコのアンタルヤという地中海に面した都市で開催されており、浦東からモスクワで乗り換えてアンタルヤに向かいました。

 

実は私東南アジアより西に行くことが初めてで、恥ずかしながらとてもワクワクしていました(笑)。

 

とてつもない移動距離。。。

 

モスクワではそれほど時間もなかったので入国はできませんでしたが、機内から見る景色で充分ロシアの広大さと寒さを感じることができました。

 

色々と経てトルコ・アンタルヤのホテルに着いた頃には、上海を出てから20時間以上経過していました。。。

 

その晩は疲れから本当に深く深く眠りましたね(笑)

 

 

さて翌日、大会会場のあるホテルに翌日行ってみるとビックリすることが2つ!!

 

1つ目は予選及び本戦のためのワイルドカード大会があり、その締め切りがアンタルヤへの到着日だったことです。

 

事前に大会の運営本部にワイルドカード大会がないかメールで確認したものの返信がなかったため諦めていたのですが、エントリー料40€さえ支払えば出場できたというのです。。。

 

「いやいや、メール送ったし、証拠あるし!」と抗議したものの、ドローが出ていたため出場できず、予定通り予選の順番待ちをすることになってしまいました。

 

 

そして2つ目は、大会会場のあるホテルに宿泊していないとコートでの練習やトレーニングができないというのです。。。

 

そのホテルが少し割高だったため私はそこから車で10分ほどのホテルに宿泊していたのですが、急遽チェックアウトしてそこに宿泊することに(笑)

 

大会本部が色々と手配してくれて、1か月以上アンタルヤに滞在している

 

法政大学テニス部の学生2人と部屋をシェアできることになりました。

 

2人とも関東のトップ学生でインカレ(全日本学生選手権)でも上位入賞をするような選手で、私もいろいろと勉強させてもらいました。

 

関東学生単チャンプの岡垣光祐選手(左)と複チャンプの柚木武選手(右)

 

大会会場のあるホテルからの景色。地中海を一望できる5つ星のリゾートホテルでした。

 

2日目は本当に目まぐるしい1日で、やはりいざ行動してみないとわからないことがたくさんあると感じさせられた一日でした。

 

 

それから2日間は予選のサインインまで、一日中コートにいて練習をしていました。

 

練習といっても自分で相手を見つけない限りボールを打つことができないので、暇そうな選手を見つけてはとにかく声をかけ練習してもらいます。

 

時には7人連続で断られることも。。。(笑)

 

それも含めて本当に良い勉強で、厚かましさや鈍感さが研ぎ澄まされていくような感覚でした。

 

 

今大会のコートサーフェスですが、上海で皆さんがプレーされているコンクリートでできたハードコートではなく、赤土のレッドクレーコートで行われていました。

 

しっかりとレッドクレーでテニスすることは初めてでしたが、正直ボールの弾み方やスピード感がハードコートと比べて全く違うので、戦術が全く違ってきます。

 

具体的に言えば、ボールが高く弾み球足が遅くハードコートで決まっていたボールが返されてしまいますので、基本的にはクロスにスピンのかかったボールを深くに打ち相手を後ろに下げていくといった戦い方になります。

 

そのスタイルで戦うことが難しいだけでなく、練習するレッドクレー育ちのヨーロッパ選手とプレーするのは本当に大変でした。

 

 

さて運命の予選サインインの日。

 

ほとんど出られる可能性はないとわかっていても、淡い期待を抱いてしまいます。

 

夕方4時から5時の間がサインインの時間で、6時にドローが発表されました。

 

結果は、、、ダメでした。

 

最終的な予選待ちのリストを見ると、まさかの上から2番目でした。

 

最初は197番目だったオルタネイトでしたが、あと2人棄権する選手や会場に来ていない選手がいれば、、、泣

 

練習試合では私が勝った選手が予選インしていたりと悔しい気持ちでいっぱいでしたが、改めて来てみるとチャンスがあるとは感じました。

 

 

 

さて、今回はここまで!

 

次回はその後の週に出場したワイルドカード大会やトルコの色々についてご紹介しますので、お楽しみに!!

 

以上、岡村でした。

 

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